2016年8月2日火曜日

アメリカ大統領選挙は続く(党大会テレビウォッチング)



政治は全くの門外漢ながら、せっかく大統領選挙イヤーにアメリカに滞在しているので、なるべく現地メディアで政治のニュースに触れるようにしている。

最近では、正式に候補者が決まる共和党大会・民主党大会の演説を動画で結構たくさん見た。

当たり前ながら、皆さん、演説力が高いことに改めて驚く。言葉で闘う国の人々のリーダーシップはプレゼン力と結びついている。さらに、Boys II MenやらKaty Perryが出てきたり、オバマ大統領の入場曲はU2の City of Blinding Lights だったり、エンタメ的な面でも興味深い。ちなみにヒラリー陣営のテーマ曲は Fight Songという2015年の曲(以下動画)だそうだ。この曲、ふだん家でよく流しているBostonのラジオ局からときどき聞こえてきていたので、「ああ、この曲、そういう位置付けなのか」と思った次第なのだけれど、このあたり、公職選挙法的なものはどうなっているのだろうか。






話を選挙に戻すと、8月頭現在では「イラクで戦死したイスラム系アメリカ人兵士の両親の感動的なアンチトランプ&護憲演説(実際、これはとても感動的だった)」からの「トランプ氏本人によるまさかの両親非難」からの「それにキレた軍関係者(さすがに現役は発言できないのでOBや家族)や共和党重鎮からのトランプへの集中砲火」に加え「ついに(これまで立場上言葉を選んでいた)オバマ大統領もブチキレ」という事態が進行中で、この先どうなるかは分からないが「ドラマ性」はすごく高い。(トランプ氏ご本人だけは漫画みたいに暴走中ですが、全体的なシリアス度の高さについては都知事選の比較になりません。)




他に一つ、日本に居た時の情報では感じていなかった強烈な印象があったのはオバマ大統領夫人、「ミシェル・オバマ」さんのカリスマ性。とにかく演説力が半端ではない。将来、政治家として戻ってきても驚かない。



こちらの政治家(特に民主党)は、演説の中でしきりに「Journey(旅)」という単語を使う。日本の政治家の口からは聞かない単語だと気がついた。「たどり着くべきゴール」を意識している人たちとそうでない人たちの違いを感じた。


ところで、下の写真は、ケンブリッジ市のチャールズホテルのレストラン(ヘンリエッタズテーブル)の入り口で先月撮影した写真。店のシンボルはブタ、ロバは民主党、ゾウは共和党、という前提で見ると興味深い。

火遊びしてる場合か、と。
勝手ながら、このチャールズホテルは(文字どおりチャールズ川のほとりのホテルながら)東京で例えると「山の上ホテル」(か、都ホテル)に相当するイメージだと思った。このホテルの客層の標準的な気分はこの看板に象徴されるのだろう。さらっとこういう看板があるところが、いかにもこの市らしいと感じる。

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