2016年8月5日金曜日

酒好きが見た マサチューセッツ州の酒事情 -1-


アルコールは嫌いじゃない、というか正直僕は「好き」なので、アメリカでの楽しみの一つとして「酒」をイメージしてこちらへ来た。しかし、意外に予想外のことが多かった。

まずは、(誰が求めているかわからない情報ではあるけれど)アルコール種類別の感想を。




まずはビール。大衆向けの安いビール(バドやミラー)はやはり今ひとつの味に感じる。日本と同じクオリティのビールを買おうとするとちょっと高い。ケンブリッジにも「キリン一番搾り」や「スーパードライ」「サッポロ黒ラベル」は専門店に行けば手に入るところがある。これら銘柄は日本にいた時はあまり好みのビールではなかった(クラッシクラガーあるいはプレモル派なので)けれど、こちらでたまに飲むとやっぱり旨い、と感じる。舌が日本の親父になっているらしい。ちなみにラベルによると一番搾りは、キリンの監督の下でアメリカのビール会社がカリフォルニアとバージニアの工場で醸造している。

ちなみに今、ボストンではクラフトビール(地ビール)が大ブームだ。これに関しては、「アメリカの大衆向けビールが極度に寡占化された結果、利益至上主義の経営により原価をケチってまずくなりすぎた反動」との解説を新聞で読んだ。アメリカ企業の利益至上主義の一端は酒にも現れていると言える。

バーボンウィスキーこそ、アメリカで楽しもうと思ってきたのだが、値段が高い。なぜかごく普通のフォアローゼスなどでも日本より高く感じる。なぜ、こちらの方が高いのか。何か事情があるのだろうが未解明。そして、甘くシロップを混ぜたバーボンが多い。これを飲むと頭が痛くなるので、バーボンからは撤退することにした。

ワインは、ジャンルとして大人気な模様。どこのお店に行っても品揃えは多い。ただ、東京と比べると値段と品揃えに大きな差はないと見える。となれば、ここで欧州や新世界のワインを飲んでもあまり意味が感じられないので、アメリカのワイン、特にシャルドネに焦点を当てて楽しんでいる。

日本酒は、マイナー酒ではあるものの「中規模以上の酒屋」に行くと必ずコーナーはある、という感じだ。値段は当たり前ながらたいへん高い。大吟醸の2号瓶で20ドル強くらいでしょうか。日本酒はこちらに来てからほぼ飲んでいない。(正直、日本出国前にたくさん飲んできた)

リアルな値段はラベルに・・


しかし、マサチューセッツ州の酒事情にはさらなる予想外の事態が、、ということで次回に続く。

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