2016年7月21日木曜日

家の食料品がハイスピードで無くなっていく理由


この一年は基本的には主夫なので、日々の買い物(特に食材)は大きな仕事だ。食材の買い物自体は日本でもやっていたことなのでスキル的には特に困ることはない。食材やスーパーについての研究も進めることができるので、むしろ趣味として楽しんでいる。

しかし、ここアメリカに来てからは、たかが「買い物」と侮れない事情が幾つかある。

そもそも、車無しで生活しているので大量買いによる「買いだめ」が難しい。さらに、店の数が少ないので、日本ほど気軽に買い物に行くこともできない。東京のように最寄り駅から自宅までの間に、食品スーパーが数件ありコンビニがあり総菜屋がある、というような高密度状況が大変ありがたいものだったとこちらに来て知った。

割と愛用してる近所のスーパー「トレジョ」。すべてPBでやや高級。


それにしても買い物すれどもすれども食材がすぐになくなる気がするのはどういうことか。日本に居た時の感覚よりも明らかに減るスピードが速い。日々、買い物に追われているというのが実感だ。改めて理由を考えてみた。

第一に、日本に居た時に比べて、外食・中食が圧倒的に減って家で作って食べている率が高い。端的に言って、外食は高い。その上にチップも必要だ。家族で出かけようものなら、1万円近くが飛びかねない。このため、おいそれとは外食していられない。

第二に、食べ盛りの子供が毎日弁当を持っていく。これによって消費される食材の量が無視できない。日本では給食のお世話になっていた。日本の給食は偉大だと思う。こちらにもカフェテリアランチはあるのだが、諸々考えて今は弁当中心の生活にしている。

これらが原因で食材がすごい勢いで無くなるようだ。

緑の濃いボストン市内


買い物について言えば、「アメリカ人女性達の中に日本人一人」という状態で話をしていた時に「スーパーの食材高いっすよ」とボヤいたら「生鮮で買ってるなら高いわよ。加工・冷凍ならいいのよ」と言われた事がある。確かにそうかもしれない。日本の素晴らしい生鮮を当たり前だと思っていたが、そうではない大変ありがたいことだったのだと思う。



せっかくなので更にいうと、主夫を体験してみて「主夫(婦)業は結構忙しい」という事が分かった。これまでぼんやりと「主婦ってみんな割と暇なんじゃないか?」という認識を持っていたのですが、大変失礼なことでした。この場を借りて誤認識を持っていたことをお詫びいたします。

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