2017年3月13日月曜日

Spotifyがヤバイ


<前提:僕の音楽プロファイル>
  • 音楽的にはCD世代。洋邦ジャンルを問わずCDを集めることに熱中した。結局800枚くらいは買った。ジャンル的には洋楽の方が中心。
  • 2000年代はiTunesを使い、CDをリッピングしてライブラリの構築に努め、3年くらい前に日本でiTunes Matchが導入されたタイミングでライブラリを全てアップロードしていた。これは海外引越しの際にも大きな安心材料だった。
  • ストリーミングサービスについては、ローンチ直後のAWAやApple Musicを試したことはあったのだが「試用」に留まっていた。あと、なぜかYoutubeで音楽を聴く、という習慣はなかった。
<Spotifyを有料契約したきっかけ>
  • 2016年の12月に見たLA LA LANDの音楽があまりにも良かったので入手したいと思ったところ、Spotifyに曲があるということを知る。
  • 最初はお試し月1ドル的なキャンペーンがあったので加入。

アンダーアーマー、勢いあります(本文とは無関係)


<Spotify契約後>
  • あっさりハマる。
  • 洋楽中心に新しい曲も含めて聴きたい曲がほとんど全てある。
  • 操作が簡単。スマホでもPCでもシームレスに使える。
  • 気分別のプレイリストなども便利。朝っぽい音楽、勉強用の音楽、寝る前はヒーリング、などボタン一つで選べる。
  • 有名人の作ったプレイリストなども楽しめる。自分で作って共有もできる。
  • 映画を見て帰ってきたらすぐにサントラが聞ける。
  • 少し試したことのあるAmazon Musicなどよりも使い勝手がいい。
ということで、「俺の20年を費やした800枚のCD収集はなんだったのか・・・さらに、苦労してiTunesMatchに昇華したことももはや意味がなかったように感じる・・・」というショックを受けているところだ。

ただし、以下の2点はSpotifyでは満たされない

1:日本の曲のカバー率が低いので例えば山下達郎やらサザンやらは聞けない。ここはこれまで作ってきた自分のライブラリが生きる

2:やっぱり「ラジオ」にある独特の風情(地域間、風土感)がない。雪が降っていたらそれを話題にして雪の曲をかける、といったようなことがSportifyには(少なくとも今の所)できない。

逆に上記2点以外は「Spotifyでいいや」という気分になっている。

Spotifyを使い出して2ヶ月くらいのタイミングで読んだのが音楽ライターの柴氏が書いた『ヒットの崩壊』という本。著者が同年齢ということもあってか、この本は大変刺激的だった。デジタル化と音楽ビジネスのここ20年の変化をまとめたこの本は、他業界にも適用可能な知見に満ちている。(日本のガラパゴス状態を数字で理解することもできる。)


「音楽で起こったことは他の分野でも全て起こる」(ケヴィン・ケリー) 

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