2017年1月9日月曜日

年末年始「ディズニーアニメーションスタジオは神ってる」と企業人として思った


年末年始に、2016年にアメリカで公開されたディズニーアニメを二本、家族で見た。ZootopiaとMoana。

Zootopia(ズートピア)はNetflix(英語字幕)で。

Moana(モアナと伝説の海)は近所の映画館で。(アメリカでは2016年11月公開。日本は2017年3月)

どちらの作品も素晴らしい出来栄えで、思わず「ディズニー神ってる…」と2016年の流行語で呟いてしまった。

しかし、こんな高クオリティの作品を年間に二つも出せてしまうディズニーアニメーションスタジオは「神がかり的に運がいい」というわけではなくて「組織としての実力」があるのだと思う。

どちらの作品もクリエイティブ面はジョン・ラセターががっちり統括して、監督や脚本は複数の精鋭を集めて合議のチームプレイで作っている。さらに外部からも一流のアーチストを起用している。それだけの資金もある。

やはり「神ってる」としか言いようがない。

日本にも「ポスト宮崎駿」という方が何人か居て、(自分はまだ見られていないのだが)2016年には名作が幾つもあったようで日本人として嬉しいけれど、ディズニー体制のこの巨大さと盤石さを見るに複雑な心境になる。

彼らはさらに社内競合的な別事業部として「ピクサー」も持っているのだから手がつけられない。「経営」「ビジネス」「コンテンツ」に興味のあるビジネスパーソンとして、今のディズニーアニメーション映画の体制やクオリティから学べることは多い。

Zootopiaは、評論家筋の2016年のベスト10にほとんど選ばれていたので、慌てて年末に見たのだが「ダイバーシティ」「アメリカ社会」に興味はある人には必見の作品だと思う。大統領選挙の最中にこれを作って出して、結局トランプ当選、という結果は、制作陣のみなさんの心境を察するに悲しいものがある。





Moanaは、1月2日に見た。プロレスファン的にはロック様の起用が話題。我が家的にはミュージカルHamiltonで話題のリン-マニュエル・ミランダが音楽を担当しているというところが興味の的だった。海の映像が美しく「娘の自立」というテーマももちろん個人的にツボでこれもなかなか良い映画だった。学校の娘のクラスでも多くの子が見に行っているようだ。

3月公開の日本版では誰が声優やるんでしょうね?音楽をそのまま聞いた方がいいので、字幕で見た方が良いと個人的には思います。 


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