2017年1月7日土曜日

休職中にしたい投資としての親指シフト


僕はもともと、要領よくスピーディーに物事をこなす、ということが好きなタイプだ。(それが良いことなのかどうなのかは、よくわからない)


「生産性向上」に関してはこれまでも色々と試してきた。そして、今回の休職期間中にぜひトライしてみたいと思っていたのが、このジャンルでのラスボス的存在「日本語入力方式の"親指シフト"」化である。

なぜ、これが生産性上良いかはこの辺りの記事を参照。

しかし、この入力方式を取得するには結構な量の訓練を要するらしい。多忙な中で取り組むのは無理だ。休職期間中しかチャンスはなさそうだ。こちらに来てからも時間配分の優先度として高いことが他にいくつかあったので、冬まで取り組めずに来たが、それらが少し一段落した12月の中旬、愛用のMacBookProを親指シフト化して練習を始めてみることにした。

「雪にスクールバス」が結構風情ある。


結論から言って、予想していたよりも「習得(練習)コスト」が高い。実質2週間程度、ローマ字入力をやめて
親指シフトだけでやった結果、キー配列はほぼ暗記したが、実用にはほど遠い速度のままである。

この先もう少し練習に時間を割こうか、これまでの練習をサンクコストとして処理しようか思案中。あと30年くらいはキーボード打つだろうから、ここで切り替えられるなら嬉しいのだが。

気がついたことは以下の通り。
  • ローマ字入力が速い人の場合、かなり真剣に練習したとしてもその速度に達するまでには数ヶ月かかりそう。そこまでの追加コストを払って取り組む価値のあることか大疑問。(まだ結論が出せない)
  • 今回は、仕事を離れていたからキーを暗記するところまでは行けたが、そうでなかったら元来運指スキルが低い自分はここまでたどり着くことすらまず無理だった。(楽器などが得意な人はもっとラクなのかもしれない)
  • 書くことは考えること。気持ちいい書き味は思考をドライブする。逆も然り。キーをスムーズに打てなくなると、考えられなくなる。
  • 日本語のキーボード入力が億劫になった結果、英語でメールを打つ方がラク!という状況になったのは予想外の発見。
  • 親指シフト入力は「身体知」「手続き的知識」なので理屈よりも実践練習がモノを言う。暗記も重要だが「指が」場所を覚えてくれることは実感した。あと、「焦る」「イライラする」タイプはうまくいかないような気がする。この辺、英語の取得と似ていると感じた。要は頭でっかちなタイプ(=僕)は上達が遅いスキルだと思う。遺憾。
もう少し練習を続けてから親指シフトを極めるか、考えたい。

2 件のコメント:

  1. 親指シフトにする上で今がたいへんな時期だと思いますが、ぜひ継続を。
    そのうち今の苦痛は忘れられるようになります。
    やはり日本語をローマ字入力で入力するのは本来おかしいと思います。

    返信削除
  2. ブログのタイトルを見て、「イギリスに住んでいるのかな」と思っていたのですが、ボストンの隣のケンブリッジだったのですね。
    私は子供のときにチャールズ川沿いのHarvardの施設であるSoldiers Field Parkに住んでいました(ボストン市内)。
    写真を拝見して懐かしく思いました。

    返信削除