学生時代に酒を飲み始めてから、アルコールを楽しみに生活してきた。特に大きな失敗をしたり、体を壊した訳でもないのだけれど、休職しているのを機会に、「少し継続して酒を抜いてみよう」と思い立って、2017年元旦より酒なしで過ごしてきた。そして無事に目標の1ヶ月を完全にアルコールなしでの生活を達成。長らく休暇不足で働いてきた自分の肝臓にも「休職期間」を与えることができた。
最初の数日は禁断症状もなく意外にすんなりと始められたが、10日目前後に結構なObsessionが襲ってきたりはした。難しかったのは、癖がついている週末の飲酒、ご馳走の日の飲酒、パーティーでの飲酒などだったがこれらの「障壁」をクリアしての目標達成。
効果としては、よく言われることだが、肌の乾燥が改善し、睡眠の質は向上し、体重(腰まわり)が少し落ちた。
副作用?としては、今は主夫としてほぼ全て自分が料理をしているのだが、この料理意欲が少し落ちたかもしれない。美味しくビールを飲むために、面倒臭いけど一から麻婆豆腐作ろう、といった類(たぐい)の意欲が減退し、「まあ食べられればいいや」という気分になっている。
そもそも、東京で会社員として仕事をしていると、酒を一滴も飲まずに過ごすのは至難の技に(少なくとも自分には)思える。街中での飲酒は自由、コンビニやスーパーどこでも酒が溢れ、仕事の付き合いにも酒は欠かせず、酒の宣伝も多いし、酒に合わせたい美味い食材や料理も多い。
しかし、アメリカはそのほぼ真逆で、街の中では酒は飲めない、販売も割と厳しく普通のスーパー、コンビニでは必ずしも酒を売っていない、仕事の付き合いには酒は関係なく、どうしても酒のアテとして食べたいようなものもそれほど多くない。
先日訪問したMITメディアラボ内の模様 |
そういう意味では、アメリカでの禁酒生活はむしろ楽だったかもしれない。
酒を一生やめるつもりもないが「アメリカ生活での断酒」というのもなかなか面白い経験だった。
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