公民権運動に尽くした、マーティン・ルーサー・キング・Jrを讃える祝日。
日本の成人式から一週間遅れにこの日があることはこれまでもなんとなく知っていた。
今年はその日を「トランプ新大統領就任式の前」という微妙なタイミングで迎えることとなった。
この日は朝からSNS上で、政治家だけでなく、経済人や芸能人までがMLK Jrを讃える投稿をしていた。(まるで、そうすることが何かのオブセッションのようにも見受けられた。有名人としての「たしなみ」かのような印象。)
さて、トランプ氏はどうツイートするのか、、、と勝手に心配していたら、素直にキング氏の業績を讃えるツイート(若干事務的な感じもしたが・・)をしていたので、安心したというかなんというか。
“If you can't fly then run, if you can't run then walk, if you can't walk then crawl, but whatever you do you have to keep moving forward." by MLK Jr.自分の英語力に関する認識がこれ↑なので、印象深かったのかもしれない。
なお、小学校でも、キング牧師の業績について各学年で勉強しているらしい。子供も「作文を書いた」と報告してくれた。
この日は商業的なイベントではないので街は静かだったが、市役所の主催で幾つかの記念イベントがある。ケンブリッジ市は、その性格からアメリカ内でももっとも真面目にこの日のことを考える市の一つなのだろう、と思う。参加したかったのだが、時間の関係で到着した時には終わっていた。残念。
この日を観察しての全体的な印象としては、アメリカでは、キング牧師が一種の神聖不可侵な「聖人」扱いになっていることを感じた。聖域なき暴言大将のトランプ氏ですら、ここは犯さなかった。
あとは、今の社会的なコンテクストの下で、キング牧師のイデオロギーの特定部分を強く讃えると、反トランプの政治的な意味を帯びてしまうため、その辺には気を遣って、皆、言葉を選んでいることは感じた。そういう「配慮」or「空気を読む」ことはアメリカ人の知識層もかなりしていることは、今回の滞在でよく感じることだ。
あとは、今の社会的なコンテクストの下で、キング牧師のイデオロギーの特定部分を強く讃えると、反トランプの政治的な意味を帯びてしまうため、その辺には気を遣って、皆、言葉を選んでいることは感じた。そういう「配慮」or「空気を読む」ことはアメリカ人の知識層もかなりしていることは、今回の滞在でよく感じることだ。
この月曜祝日を含む三連休は「反トランプ派」の抗議活動も多かったようだが、次の週末が抗議活動(及び支持活動)のヤマ場となるらしい。普通の街中は至って静かながら、「進歩的」ボストンエリアがただ黙っているはずもなく市の中心部で抗議活動が予定されている。
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式次第。聞きたかった・・・。 |
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