一方で、こちらのRunning環境は素晴らしい。緑道・公園・池の周りのジョギングコースなどはこれ以上望めない充実ぶりだ。ちなみに村上春樹の走っていた練習コースも近所にあります。「意識の高い街」らしく街のなかにジョガーは多い。
さて、自分のランニング停滞状況を打破しようと、大会を探したところ、近隣のタフツ大学で手頃な5kmのチャリティランを発見した。ランニングの大会には日本でも時々出ていたから大会自体には抵抗がない。ネットで申し込みを済ませて、当日、一人会場に向かった。この日は最高のランニング日和で、タフツ大学のキャンパスの美しさはありえないレベル。
大会は学生による手作りのチャリティーイベントで、思ったよりもこじんまりとした大会であり、何よりそれが良かった。参加者も学生中心で150人くらいだっただろうか。「ランニング大会は大規模なものよりもむしろ素朴な大会が良い」と誰かが言っていた気がするがその通りだと思う。ちなみにこの大会は、参加費20ドルで、Tシャツ付。学生が近隣企業のスポンサーを集めており、20ドルは全て近隣の社会貢献団体に寄付されるとのことだった。コースはキャンパスの起伏を活かしたかなりタフなものだったが、省エネ走行に徹し、無事にゴールすることができた。
ところで、レース前に悩んでいたのは、着替えの場所と荷物預かりだった。見る限り、着替えスペースがない。どこで着替えようか、木陰ででも、、と思ってオドオドしている僕の横を、パンツ一丁の白人が堂々とジョグしていった。「俺はなんと小心な日本男性なのだ...」と思わされた瞬間だった。そして、荷物預かりの方は、クロークがないのでどうしようかと思って、受付けの学生に聞いたら、「ああ、貴重品以外はその辺に置いておいていいよ」という感じで、とにかくおおらかでゆるい。キャンパス内ということでそれが許される環境でもあるのだろう。一方で、大学警察Tufts Policeが何人か出ているところにはアメリカ流を感じましたが。
東京も多いが、こちらもランニングの大会が多い。ボストンには、ニューバランスの本社があり、ジョギング人口は多いのだろう。チャリティー系、大規模系など色いろありそうだ。今後も今回のようになるべくこじんまりした手作り感のある大会を狙って参加してみたい。
追記:タフツ大学の学生が運営しているヘルシー生活推奨ブログがあり、ここにタフツ大学生への推奨ジョギングルートが幾つか紹介されている。森あり湖あり名所ありトレイルロードあり文化スポットあり。本当に恵まれた環境だと呆れるくらい。10マイルくらいは一度チャレンジしないといけない気になってきた。
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