子供たちはケンブリッジ市の公立の小学校の外国人向けクラスに入った。この市では幾つかの学校に外国人向けの別クラス(SEIと呼ばれている。Shelterd English Immersion)が常設されている。この種のクラスは市によっては無いところもあるらしく、さらに常設は珍しいことらしい。
経験してみると、当然ながらありがたい仕組みだ。英語の分からない子供をうまくアジャストさせていくノウハウが蓄積されているようだ。アートや歌、ゲームをうまく使って英語に慣れさせてくれる。こういうプロセスは制度や教材、ツールだけではなくて「ソフトなノウハウ、DNAみたいなもの、暗黙知」がものを言うのだと(企業人としての経験からしても)思う。おかげで、うちの子供二人も泣く日もあったが基本的にはうまく入っていくことができた。(年齢的なタイミングも良かったように見受けられる)
印象に残るのは長男のクラスのクラスメイトが初日に「仲間の証」としてNBAの選手などがやっている「ハンドシェイク」を教え込んでくれたことだ。言葉抜きでの関係の作り方としてこれがあるのか、という事と、何よりその子の心遣いに心が動いた。
時々、保護者懇親会みたいな催しがあるので顔を出している。ある回でのお父さん方は「中国から近隣大学に来ている研究者」「フランスからケンブリッジのメディカル企業への駐在員」「ドバイからお姉さんの看病のために来た人」などだった。このクラスにおいては、保護者も英語は第2外国語、の人がほとんどなのでこちらがたどたどしくても多少気が楽だ。この会での先生からのメッセージは「学校のFacebookページにいいね!してね」「それから、このクラスからもPTA役員(ステアリングコミッティと言うらしい)を出したいから特別学級だからと遠慮せずに立候補してね!」だった。
印象に残るのは長男のクラスのクラスメイトが初日に「仲間の証」としてNBAの選手などがやっている「ハンドシェイク」を教え込んでくれたことだ。言葉抜きでの関係の作り方としてこれがあるのか、という事と、何よりその子の心遣いに心が動いた。
ということで、このクラス(学年別になっている)では、アメリカ人は先生だけで、生徒は世界から来た子達であり、フランス、カナダ、ウクライナ、ハイチ、モンゴル、中国、韓国など多様だ。程度の差こそあれ、皆が英語が不自由な中、クラスとして成立しているのだから大したものだ。(日本人も各学年に1〜3名)
時々、保護者懇親会みたいな催しがあるので顔を出している。ある回でのお父さん方は「中国から近隣大学に来ている研究者」「フランスからケンブリッジのメディカル企業への駐在員」「ドバイからお姉さんの看病のために来た人」などだった。このクラスにおいては、保護者も英語は第2外国語、の人がほとんどなのでこちらがたどたどしくても多少気が楽だ。この会での先生からのメッセージは「学校のFacebookページにいいね!してね」「それから、このクラスからもPTA役員(ステアリングコミッティと言うらしい)を出したいから特別学級だからと遠慮せずに立候補してね!」だった。
引っ越してまもない時の懇親会で、学校のボランティアだというおばさまに自己紹介した時のことが思いだされる。「僕はここでは、主夫(full time husbad)ですよ、ハハハ」と話したら、「あら、いいのよ。私だって主婦(full time housewife)よ〜。同じじゃない?」とアメリカンな返しを受けて「ああ、自分アメリカ来たな」と感じた。さらに、「あなた、昨日マスアベ(マサチューセッツAve.という大通り)歩いてなかった?」と聞かれて、「ここはどんだけ村社会なの?」と思った。ただしその後の様子を見るに、そこまでの小さなコミュニティではない。あれは何だったのだろうか?
学校への関わりはまだそれほど深くはないものの、諸々の運営を見ていると興味深い(さすがプログレッシブな街!、と思う)ことが多いので、次はそのあたりを。
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