2016年11月5日土曜日

大統領選挙が近づく、ケンブリッジ市の町の風景


あと3日ほどで、大統領選挙の本番だ。

偶然にも大統領選挙の年に滞米することになったが、日々の生活の中で「選挙ムード」を感じることはあまりない。このあたりは、鉄板の民主党エリアでもあり、街の中は静かなものだ。看板が多いわけでも、街頭演説が多いわけでもない。

むしろ、大統領選挙はテレビやSNSといったメディアの中にあったと感じる。

さて、街の中で撮った大統領選挙関連の写真を幾つか掲載しておきたい。

1:ケンブリッジ市の民主党選挙事務所の前


ちなみに、この市では共和党側の事務所は見つけられなかった。おそらく放棄しているのではないか、、と。

2:チャールズホテルのロビーにて



選挙についての意見を求めるコーナーが。土地柄、ホテル柄的に予想されるとおり、トランプ批判かシニカルな批評の書き込みばかり。

3:近所のオフィスビルの入り口に誰かが張った張り紙



ハロウィンの頃に発見。字が小さくて恐縮ながら、この張り紙の伝えんとするところが、なんとなくケンブリッジ市に漂う空気をよく象徴している気がしたので。

4:スターバックスのカップ


スターバックスは、11月から「社会の結束」を訴える趣旨のカップに変更。ちなみに、合わせて店の入り口には「お互いに親切にしよう」( Be good to each other)と書かれている。マーケティング、ブランディング的にも踏み込んだ施策で、さすが創業社長の率いる企業、という感じだ。

確か、CEOのシュルツさんは民主党に近いはずだし、スターバックスに来るような顧客セグメントがどちらの候補を支持する層かは明らかだと思う。そのスタバがこうした中立メッセージを出しているということを「茶番」と捉える向きも少なからずあるだろう。(洒落たメッセージ出してないで、はっきりと、トランプは嫌!と言えよ、的な事を言う人々はいるだろう。)

僕としては「本当にこの選挙の結果で、アメリカどうなっちゃうの?」というリベラル派の漠たる不安を鎮めるための祈りのようなものを、この器のメッセージに感じた。

あと3日ほどで、大統領選挙の本番だ。



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