2016年11月2日水曜日

ボストン郊外におけるハロウィーンの盛り上がり方


10月31日、こちらのハロウィーンの本番だった。

僕は日本では消極的ハロウィン反対派の立場を取っている(面倒な人ですね・・)ので、なるべくこのイベントを避けてきたのだが、こちらで敢えて逃げるほどのポリシーもないので、ほぼ初めてハロウィーンを体験することとなった。

2週間くらい前から商店や住居のディスプレイが変わり始めた。ディスプレイについては、伝統的なもの、可愛いもの、ややスプーキーなものやグロいもの、トランプ候補をネタにしたものまで色々あったが、特に偏った傾向は感じなかった。

楽器屋の店頭

この市では学校公式のハロウィーンイベントはない。課外活動では自由参加のパーティーがある。学校でイベントがある市もあるそうだ。近所を見ていて思うに、アメリカには中南米やらアフリカやらアジアやら本当にいろんなエスニシティの人が住んでいるので「ハロウィーンに興味ない」という人達も普通に居る。当たり前ながら欧州ルーツ、欧州系の人たちが楽しむイベントだと思う。現地で体感してみて気がつくところだ。

頑張ってるお宅
簡素バージョンなお宅(何もしていない家も多数)

当日、基本的にはこども向けのイベントという体(てい)で、夕方18時からお菓子を求めて家を回る。ノックをして良い家には張り紙をしてある。うちは欲張って、二手に分かれ、子どもはマンション内を回り、家ではお菓子を配った。英語的には"Trick or Treat!”に対して、“Happy Halloween!” “ You looks so cool!"くらい言っておけばいいので、ハードルが低いイベントではある。 子ども達(幼児から低学年くらいで高学年はほぼ見かけず)は仮装している。大人は、サービスマンの人が仮装していたくらい。マンション内のイベント参加率は高くて15%くらいだと思う。18時から19時30分くらいで終了。ちなみに、街中へ仮装して繰り出す人はほぼ見かけなかった(ゼロではない)。そんなテンションだった。なお、前の週にパリからの来客があったのだが、パリでもハロウィンはそれほどやっていないとのこと。Tokyoの状況は興味深い。

マンションのロビーにて


後日談。

さすが物量の国らしく、家に大量のキャンディー、チョコレート菓子が残った。子ども二人がもらってきた分、うちで配ったが余った分が合算され、とにかく大量。これをずっと食べてたら虫歯と糖尿病になるな、、と思っていたところ、そういうお菓子を恵まれない人の支援機関に寄付する仕組みもあるらしい。この全体的な流れもアメリカらしく思う。ひょっとして、日本のバレンタインデーと同じく、アメリカのお菓子会社が流行らせたのではないか、などとも考えた。


現場からは以上です。 

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