ボストンは本当に大学が多い。
ハーバード、MIT、タフツの近くに住んでいるだけでも「お腹いっぱい」ではあるのだが、せっかくなので滞在中になるべく訪れておきたい、ということで、まずは、グリーンライン(市電)の西の終点にあるボストンカレッジへ。
カトリック系の大学で由緒ある名門らしい。建物が見るからに瀟洒(しょうしゃ)な感じ、軽い丘の上に立派な聖堂。
ちなみにローランドベルガー会長の遠藤氏がここのBS出身。
なんとなく学費高そうで白人比率が高い感じだった。
メイン校舎内部。普通に教室がある。 |
雪のキャンパスも素敵。 |
続いて、そこからさらに車で20分強の郊外、バブソンカレッジ。
MBA業界では、起業家教育、ファミリービジネス研究で有名。トヨタの豊田章男CEOや、イオンの岡田CEOがここで学んだ。
こちらは林の中に佇む品の良い小大学という感じ。やはり「苦学生」はいなさそうな雰囲気だ。ただし、意外にも?リベラルなメッセージの張り紙や告知が多かったのは印象的。
(幾つも大学を見ていると、こういうところの温度感の違いを感じることができる。お金と余裕があると、公共心も高くなる、ということだろうか。)
キャンパス名物の地球儀。 |
学食の垂れ幕。さすがバブソン的なメッセージ。 |
最後に、ボストン都心にあるバンカーヒル・コミュニティカレッジ(BHCC)。
映画「グッド・ウィル・ハンティング」でロビン・ウィリアムズが先生をやっていた大学。ここは研究というよりも、職業訓練色が強いようだ。入ってすぐに「奨学金相談課」がある。主にセレブ大学を見慣れている自分にとってはこういう世界も勉強になった。雰囲気がまるで違う。
千葉の東葛地区出身の自分には、このBHCCの「庶民感」に妙に落ち着く。
都心の駅直結で便利。 |
国際色は豊か。 |
こんな張り紙、セレブ大学にはない。勤労者のための大学、っていう感じでいいです。 |
格差の国、アメリカらしく、個々の大学の差も大きく、本当に色々だ。
ただし、高額学費で美しい別世界キャンパスを作りそこに学生を閉じ込めてしまう大学は、教育として良いのかどうかと感じないでもない。
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