2016年9月30日金曜日

ボストンからSkype経由でフィリピンのスクールで英会話 -2-


前回投稿からの続き。オンラインフィリピン英会話の話。(写真は本文とは無関係なボストンのフランクリン動物園)

フィリピーノと盛り上がる話題その1:「対中国」。これは鉄板で盛り上がる。僕は中国人の友人もいるし、日中友好論者なので、どういう話かは具体的には書かないけれど、この話題(海洋権益・・)を出すと鉄板で盛り上がる。

フィリピーノと盛り上がる話題その2:「フィリピンの新大統領」。ちょうど時期的に選挙をしていたからかと思うが、この話題への関心が高かった。僕が話した講師の皆さんは当時は大体この新大統領に好意的だった。その後、就任して結構乱暴なことをやっているとのニュースが出ているが、こちらの記事が大変面白い。(一度ドゥテルテ大統領のことを「トランプみたいな」と軽口を叩いてしまったら、講師の人が「それは違う。彼の実家を見てみて。めちゃ質素だから」と反論してきたことを思い出す)



フィリピーノと盛り上がる話題その3:「英語教育」。子供にどう英語教育をするか、フィリピンではどうしているか?フィリピンに日本の小中学生が英語留学をどのくらいしているか?など。日本の生徒を中国・韓国と比較するとどう?と聞いてい見るのも色々学びが多かった。あと、子供の英語について必ず言われるのは、「家の中でも親子で英語で話したほうが良い」ということ。僕の接した限りでは、フィリピン人の英語講師はこうやって育てられてきた人が多く、僕にも勧めてくる。しかし、これはなかなか受け入れがたい。でも本当に多くの講師にこれを勧められた。

フィリピーノと盛り上がる話題その4:「文化論」。段々分かってきたのだが、フィリピンの人は日本人に対して「立派な国」「すごい国」というリスペクトがある一方で「時間にうるさくて、くそまじめ、で面倒くさい」と思っている人も多いようだ。この英会話スクールは日本資本の経営だったので、講師に「日本人経営の会社って、面倒くさくない?」とあえてこちらから振ってみると、結構多くの講師が「そうなのよ〜」と途端に熱弁をふるってくれた。この日本企業は定時出社にうるさい、定時出社を守らせるためのインセンティブボーナスがある、などの話も聞けた。それから、フィリピンには「マニャーナハビット」というカルチャーがあると教わった。

草も子供も


以上、4つくらいの話題が盛り上がるトピックスだった。



講師たちの話から、自分の視野の狭さを気づかせてもらうことも多かった。例えば、「日本人の若者は最近あまり留学したがらない。内向きで、ちょっと問題だと思う」と言ったら、「優秀な若者が国に残るのはいいことじゃない。こちらなんて、優秀な学生が皆海外に出ていってしまうんだから」と返され「そういう見方もありか…」と思った。それから、「日本の政治家なんて、自分のことしか考えていない、ロクデモない人々」とかぼやいたら「悪いって具体的にどのくらい悪いの?フィリピンの政治家より悪いの?」と聞かれ、「いや、わからないけれど、そう言われてみると、そんなに悪くない気もする…」と答えてしまったこともあった。

3ヶ月くらい毎日やっているとなんとなくダラダラとトークするようになってしまったので(負荷のないトレーニングでは効果が薄いと思い)4ヶ月満了で一旦退会したが、また再開するかもしれない。

ポケモントレーナーの皆様へ。動物園より。

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