ローウェル(Lowell, 人口10万人)はマイナーリーグのシングルA、スピナーズ(レッドソックスの傘下)というチームのホームタウンだ。5月頃ケンブリッジで出会ったボストニアンから「メジャーもいいけど、野球が好きなら、マイナーリーグを見に行くといいよ。そこに本当の野球がある」と言われたこともあり、試合観戦を計画した。このスピナーズは、およそあらゆる情報が氾濫している日本語のインターネットでも記事をほとんど見つけるのことができない超ローカルチームだ。
地域の少年野球リーグがこの国のベースボールの裾野の底辺だとすれば、フェンウェイパークのRED SOXが頂点だ。今回の観戦は、その真ん中を埋める位置付けと言える。 これまでの勉強と仕事から学んだリサーチ手法として「両極端を見た上で、中間を見る」のは物事を把握するのに良い方法だと思っている。
飲食持ち込み禁止はフェンウェイと同じルールだが、中の食事もフェンウェイよりもちょっとお買い得な価格設定。なんと専用のアプリがあり、これを使うと、席まで食事を運んでくれるサービスもある。ちなみに、入場料は一人10ドルと格安だ。ビールは7ドルくらい。ハンバーガーセットドリンク込みで10ドルくらい。
グラウンドレベルかぶりつきで見ることも可能 |
試合は、スピーディーに2時間10分程度で終わった。公式サイトによると選手たちは試合の後(17時試合開始で、終了は19時過ぎ)、翌日の試合(遠征)のために長距離バスで移動したとか。マイナーリーグは過酷だ。この過酷さを乗り超えると、最低年俸4000万円のメジャーが待っている、という大きな格差がいかにもアメリカ(企業における社員報酬にも通じる?)だと思う。
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