ボストンにはVogel塾という勉強会がある。
勘の良い方は、あの"Japan as No.1”を書いたエズラ・ボーゲル先生(ハーバード大学名誉教授)の名前、とピンとくるかもしれない。
昔、多少経営学をかじった私などからすれば、もう本当に「神様」みたいな方である。この勉強会は先生の名前を冠しているだけではなく、なんと先生自ら議論に参加してくださるものだ。(ちなみに、議論は英語ですよ…)
自分もありがたいことにこの会に約半年間、参加させていただいた。文字通り「身に余る光栄」としか言いようがない。
ご高齢の先生が今も、日本の若手研究者・ビジネスパーソンのために色々と骨を折って世話をしてくれたり、メッセージを発信してくださることに「頭が下がる」の一言。この勉強会自体が、ボストンに来ている日本人をつなぐプラットフォームでもあり、ここでは素浪人の自分にはその点でも本当にありがたかった。
ボーゲル先生は、戦後まだボロボロだった日本、経済大国へと上り詰めた日本、その後停滞気味の日本、を常に観察し分析されて来た。この半年の間、日本をどう見るか、アメリカをどう見るか、いくつかのトピックについて話をしてきた。期間中に、トランプ大統領の当選もあったことも印象深い。
自分が議論から受け止めたメッセージは「日本は内弁慶にならずに、もう一度、謙虚に外から学べ」「日本人は個々の組織・部門に閉じこもりがちだが、そのサイロを壊せ」ということだった。
先生並びに運営の皆様に感謝。
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